スキル胃癌ステージⅣの男、富士登山を目指す

抗癌剤治療中ですが、5年後富士登山が出来る様に頑張ります。

『京大病院入院の日々』

 

【2018/3/27(火)~4/4(水)】

 

 3/27、入院2日目から出てきました。副作用が・・・。私の副作用は、とにかく、倦怠感と食欲不振です。胃癌が大きくなっていたのでしょうか?お腹の膨張感も有りました。食欲不振となると、病院食の半分も食べられず、時には、全く手を付けないことも有りました。なるべく運動をしようと病院内を散歩しよう、としていましたが、倦怠感が激しい時は、ベッドから起き上がることもしんどかったです。

 

 ちなみに、私が入院していた積貞棟(せきていとう)は、任天堂株式会社の山内溥の寄付により建てられた病棟です。その南の南病棟8階エレベーターホールからの景色は絶景で、私の一番のお気に入り散歩コースでした。比叡山大文字山金戒光明寺(黒谷さん)、真如堂などが一望できる所です。気分が良い時は、そこにイスがあるので、景色を楽しみながら、本を読んだり、音楽を聴いたりとゆっくり過ごしていました。看護師さんでも行った事がない人もいたようで、「ぜひ行ってみて」とお勧めしていました。

 

 副作用がひどい期間は、本を読む気にはなれず、かといってずっと寝ているのもしんどく、気晴らしにネットで動画やPodcastを楽しみにして、時間をやり過ごしました。この期間に2本の映画をアマゾンプライムで見ました。

 

 1つ目は、『グッド・ライ 〜いちばん優しい嘘〜』(2014、アメリカ)。

  第二次スーダン内戦で難民となり、アメリカとスーダンの協力でアメリカ各地に移住した若者たちが、どのように生きていくのか?という物語です。実話をモデルにした作品だそうです。前半、スーダンでの子供たちの逃走劇、そして、収容キャンプでの絶望が描かれます。後半では、アメリカに難民として移住出来て、あまりの文明の差に戸惑いながら前向きに生きて行こうとしますが、様々なすれ違いが生じてきます。そして、題名の“いちばん優しい嘘”が、最後に出てきます。期待せずに見た分、良かったです。ウルっと来ました。

 

 2つ目は、『バットマン』(1989、アメリカ映画)。

 架空の犯罪都市ゴッサム・シティで、正義の味方バットマンが大活躍、という分かりやすい作品。『バットマン』シリーズの第1作品。今から、30年前の作品ですので、映像は古臭いですが、なかなか面白かったです。何と言っても、悪役ジョーカー役であるジャック・ニコルソンが最高ですね。