■ - スキル胃癌ステージⅣの男、富士登山を目指す

【2018/12/13（木）】

　小林よしのりの最新刊『ゴーマニズム宣言 2nd Season 第1巻』を読み終えました。

　『君たちはどう生きるか』を使って梅田耕太郎さんの事を語っているのが印相的でした。

　吉野源三郎『君たちはどう生きるか』は、1937（昭和12）年に新潮社から出版され、その後二度の改編を経て、250万部を突破という大ベストセラーです。

　私は、「一応、ベストセラーは読んでおこうかな」とミーハー的な感覚の持ち主なので読もうと思いましたが、「買うほどではなぁ」と思ったので、枚方 T-SITE の蔦屋書店でコーヒーを飲みながら読ませてもらいました。一番の感想は、「昭和12年に、斯様な本が出せている日本って健全だなぁ」でした。

　『ゴー宣』では、『君たちはどう生きるか』の主人公コペル君が、「いじめを見て見ぬふりをする」シーンをあげ、「これは、いざという時に、必ず逃げる男を、どう正当化するか？という話だ！」論じます。

　それに対して、2018年6月9日、新幹線でいきなり女性に切りかかった犯人に対して、女性を守ろうとした梅田耕太郎さんを描いています。そして、「梅田耕太郎さんを尊敬することから始め、いざという時に、見て見ぬふりが出来る人間になれるのか？それは、わしにとってもいまだに厳しくつらい問いかけになるのである！」と結びます。

　このような切り口で、あの新幹線事件と『君たちはどう生きるか』を結びつける論は聞いたことが有りませんでした。さすがですね。アンチは多いですが、『ゴー宣』を描き始め、20年以上経った今でもバイタリティ溢れています。見習いたいものです。

　本日、体調も良く調子にのって少し食べ過ぎました。ミニ焼きそばUFOとお饅頭1個、アイスクリームの爽を食べました。まぁまぁ美味しく食べていたのですが、アイスの最後らへんからお腹が痛くなりました。結構、七転八倒し大変でした。以前、胃全摘後の腹痛で緊急入院があったので、それの再来か？とブルーになりました。

　幸い横になって2時間程寝ると症状は治まりました。なかなか食べられる様になりません。