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『マンガで分かる心療内科 ~アドラー心理学編~』
【2018/11/21(水)】
私、読書が趣味です。それも、活字からマンガまで幅広く読んでいるつもりです。本棚を見ていると、自然と何度も手に取ってしまう本が有ります。そのうちの一つが次の本です。
『マンガで分かる心療内科 ~アドラー心理学編~』。本編に入る前に、著者紹介、作者の「ゆうきゆう」、作画の「ソウ」の合作となっています。ゆうきゆう氏は、東京大学理科Ⅲ類(医学部)出身の精神科医です。ソウ氏は、柔らかい感じのイラストを描いている漫画家です。このコンビで、2018年現在、約40冊の本を出しています。軽いタッチですが、非常に初心者に分かりやすくスッと入ってくる本の作りになっています。カミさんは、ギャグが少し下品という事であまり好意的では無い様ですが、息子は、私と楽しく読んでいます。
2時間もあれば、1冊サッと読めますが、繰り返し読むのが楽しい本です。気に入っている項目を幾つか紹介します。
「“原因”論ではなく“目的”論」、例えば、病院に行って医者に「この病気の“原因”はコレコレです、以上、次の方」と言われたら「いやいや、治してよ」となりますよね。極端にいうと、“原因”は、どうでも良いので、未来に向けてどうするのかが、根本的に大事であるという事です。大切なのは、すなわち進む方向であり“目的”なのです。
「“性格”ではなく“ライフスタイル<行動のしかた>”」、自分の性格を決めつけない、行動する。その行動する基準として「周囲を幸せにすること(相手にお礼を伝えたレベルでも良いそうです)を通じて“自分をレベルアップさせ続けていく”ことこそが人生の最大の喜びであり目標」だというのです。とにかく、行動せよ!という事らしいです。
私が、発病する前に読んでいたのですが、改めて読んでみると、「何で癌になってしまったんやろー?」より、「しっかり治療して自分のレベルをあげよう」と前向きになる一つのきっかけとなった本とも言えます。
病気療養中でも、周囲に感謝しつつ自分のレベルを上げられる様に頑張ります!
本日も、副作用が軽く感謝です。でも、副作用が出ると、何も出来ないんですよね。その時は、無理をせず、「慌てず、焦らず、諦めず」をモットーにいきたいと思います。