スキル胃癌ステージⅣの男、富士登山を目指す

抗癌剤治療中ですが、5年後富士登山が出来る様に頑張ります。

【2018/2/22(木)~2/28(水)】

 2/20に入院してから、日増しに体調は良くなっていきました。食事も2/23からオモユが出て、2/24には、お粥とオカズが出てきました。塩味がとても美味しかったのを覚えています。

 この間、バリウム検査、又、胃カメラによる内視鏡検査が有り、主治医先生に「検査結果、どんな感じですか?」と尋ねても「すべての検査結果が出てからお話しします。」と。ウーン長いなぁ、と思っていました。

 体調が、回復してきたので、パソコンで出来る仕事をして、退院後に仕事に取り掛かれるように段取りを重ねていきました。

 2/27に職場に病院から「外出」という形で、出勤しました。2/26は、久しぶりの出勤に緊張したのか、何度も目覚め浅い眠りでした。タクシーで最寄りの駅まで行き、久しぶりの通勤電車で大阪まで行きました。

 職場の上司は、まだ、診断が下っていないにもかかわらず、色々と気遣って下さり、

「無理せずに療養に専念して下さい。」と言って下さいました。有難い話です。職場の仲間も皆心配してくれて嬉しい限りでした。皆には、「多分、胃潰瘍だと思うんだけどね、でも、最悪、癌かも」と正直に話しました。職場の若い女性の方が、高校生の頃、今の私と同じ年頃の父君が自覚症状もなくスキルス胃癌と診断され、3か月で亡くなられた、という話を聞き、「えっ」と思いました。

 その後、出来る仕事をして、夕方に病院に帰りました。

 

 病院に帰ると、主治医先生が「明日、奥様とご一緒に検査結果をご報告します。」と言ってこられました。「どんな感じですか?」と探りをいれても、「明日、お話しますのでね。」とやんわりと断られました。 

 2/28の午前11時に、個室に主治医先生と我々夫婦3人が入りました。モニターを使って先生が説明。優しく淡々とした口調で「スキルス胃癌、ステージⅣ、腹膜に転移しています」と。