スキル胃癌ステージⅣの男、富士登山を目指す

抗癌剤治療中ですが、5年後富士登山が出来る様に頑張ります。

審査腹腔鏡手術その後

【2018/3/7】

 審査腹腔鏡手術をしての翌朝。やはり、痛い。胸に電波管、腕に点滴、尿道に管、足にマッサージ機・・・ウーン、辛い。寝返りもなかなか出来ず、起き上がる事も出来ない。先輩の入院先にお見舞いに行った時、その先輩が、「トイレが自分で出来る事は有難いことだ」と仰っていたのを思い出しました。

 

 播種が腹膜等に転移しているので、胃の全摘手術は無理という事で、化学療法で、転移部分を消すことを目指すことになりました。治療は、3/20から始まります。それまでの約2週間、取りあえず、手術の痛みが消えるまで入院が続き、その後、自宅療養という事になりました。

 

 手術、翌日の3/7の午前中に、尿道の管を抜き、歩行訓練が始まりました。尿道の管が抜けたのが一番ホッとしました。トイレが自分出来る喜びを実感。

 看護師さんに「回復が速い」と歩行訓練等を褒められて、とても嬉しかったです。そこから調子にのってしまいました。リハビリだと勝手に思い込み、6階の病棟から、眺めの良いエレベーターホールのある8階に行きました。そこで、京大病院に出入りしている業者さんに話しかけられました。その方が、私の症状を聞き、心配して下さり、ご自分や知人、家族の重病経験を放して下さいました。肝硬変や癌の話でしたが、諦めない気持ちが病気に打ち勝ち、今も元気にしているという様な話でした。

 その話自体、とても興味深く楽しかったのですが、便意があり、話をこちらから打ち切らせ頂き、トイレに入って用を済ませて立ち上がった瞬間、フラーっと倒れかけ、外に出た瞬間、そばにおられた看護師さんに、「何か…」と言って倒れてしまいました。看護師さんが、数人の方に助けを呼び、すぐにストレッチャーを持ってこられ、対応をして下さいました。

 

 その後、6階の自分のベッドに戻されてから様々な検査を受けました。申し訳なかったです。原因は貧血でした。胃の中で、少しずつ出血が続いているらしく貧血状態が続いていたのです。調子にのって、本当にご迷惑をかけた一日でした。でも、食事もとれるようになり、前向きにもなれた一日でした。