スキル胃癌ステージⅣの男、富士登山を目指す

抗癌剤治療中ですが、5年後富士登山が出来る様に頑張ります。

日本バプテスト病院から京都大学医学部附属病院へ転院

【2018/3/2~3/5】

 3/5に京大病院に転院することが決まり、バプテスト病院での入院の日々もあと少しという事になりました。

 個室から(満床で緊急入院という事で、実は、ホスピスの部屋だったらしいです。)4人部屋に移動しても、とても快適に過ごさせてもらいました。

 

 バプテスト病院は、アメリカ南部のキリスト教プロテスタント派バプテスト連盟の献金で成立した病院だそうです。病院には礼拝施設もあり、少しのぞいてみました。すると、私の顔を覚えて下さったのか、牧師(?)の方が、訪ねてきて下さいました。宗教的立場でカウンセリング的な事を院内でされているそうです。元々、宗教に興味があり、癌を宣告されたこともあり、死についても考える良い機会でした。キリスト教の牧師さんでしたが、キリスト教的な教えを強要するこなく、「親鸞さんは、凄い!」と仰っておられたのが印象的でした。キリスト教の良い所もたくさんありますが、私は、「最後の審判」よりも、浄土真宗の「みな、御浄土へ」の方が、何となくしっくりきます。

 

【3/3~3/4】

 土日は、外泊という事で、自宅に帰りました。胃の調子も良くなり、食欲も出てきて、カミさんの手料理、雑炊、ひき肉と大根のあんかけ、とき卵みそ汁が、とても美味しかったです。息子、娘もとても元気で、一家団欒が、こんなにも幸せなのかという事を改めて思いました。

 

【3/5】

 いよいよ、京大病院への転院日。全く嫌な思いをしなかったバプテスト病院に別れを告げて、10時半頃に京大病院に転院しました。転院して、バプテストで快適だった一因は、窓側のベッドだったという事に気づかされました。京大病院では、窓側ではなく、廊下側ベッド。敷居のカーテンを閉めると結構暗く、少し憂鬱になりました。

 担当の看護師さんが、とても優しく、親切で、その点はホッとしました。

 カミさんが、主治医先生が、3/1に診察された先生と違っていること気が付き、看護師さんに「どんな先生ですか?はっきり言って、怖い先生ですか?」と露骨に聞くので驚きました。カミさんが、後で「主治医先生との相性は大切、言いたいことは言う」と、頼もしい事を言うので又、驚きました。俺のために、を考えてくれているんやなぁ。看護師さんは「メチャクチャ良い先生ですよ」とべた褒め。この後の手術の説明等で、それが本当だと思い知らされました。

 夕方カミさんと主治医先生と、明日の手術と今後の治療方針の確認が有りました。

「手術、診断で分かった事は、包み隠さずお話します。一緒に頑張っていきましょう。」と力強く言って下さいました。「もう、全部お任せします」という気持ちに、カミさんとともになりました。

 良き主治医先生に巡り合えた幸運に感謝します。