スキル胃癌ステージⅣの男、富士登山を目指す

抗癌剤治療中ですが、5年後富士登山が出来る様に頑張ります。

『逆説の日本史(24)』明治躍進編

 

【2018/12/25(火)】

 

 副作用が大分抜けてきました。7㎝位の楕円形の薩摩揚げを半分と、ハーゲンダッツアイスクリーム(バニラ味)をスプーン10口程食べられました。良かったです。明日は、もう少し食べられたら嬉しいです。体重は、40.8㎏になっていました。まぁ、仕方ありません。ボチボチ戻していきます。

 

 

 午前中、『ニュース女子』と『虎ノ門ニュース 百田尚樹・田北真樹子』を1.5倍速で視聴しました。『ニュース女子』は、「平成の30年史を振り返る」というテーマでした。振り返ると、平成って暗い時代ですね。やはり、経済成長が無かったからでしょう。G7の中で唯一、GDPが成長していないのですから…。イギリス、イタリアでもGDPは1.5~2倍ほどになっています。やはり、「ザイセイハタンガー」による緊縮を続け、公共事業を減らし続けた結果なのでしょうね。30年間で、次世代に残るインフラをどれだけ残せたのでしょうか?

 

 『虎ノ門ニュース 百田尚樹・田北真樹子』は、鼻の手術後の百田尚樹が絶好調です。「韓国嫌いや」と率直な物言いが、良いですね。「韓国レーダー照射」事件について、私は、「日本が逆に、韓国がした事と同じ事をし、同じような言い分をしたら良いのに」と思ってしまいました。

 

 午後は、『逆説の日本史(24)』明治躍進編を読み終えました。日清戦争が、結構、幸運による勝利であり、条約改正と伊藤博文陸奥宗光帝国議会対策との絡みがある等、本当に面白かったです。

 でも、やはり、本のメインは「朱子学」ですね。繰り返し、朱子学が「(権力=強制力を持つ)エリートのヒステリー」という論調で歴史を俯瞰しています。日・朝・支の近代化(=欧米化)が、可能だったか否かの違いは、「朱子学にどれだけ毒されていなかった」だと著者は、主張しています。

 このように、今の常識でなく、当時の常識を根底に歴史を解き明かしてもらえると本当に「蒙が啓ける」という気分になります。

 

 日清戦争後の朝鮮近代化改革がなされた時、金弘集(キムホンジプ)という人物が朱子学の犠牲となった話は、興味深かったです。「時代の常識を変えること」が如何に難しい事なのか?考えさせられます。