スキル胃癌ステージⅣの男、富士登山を目指す

抗癌剤治療中ですが、5年後富士登山が出来る様に頑張ります。

「FOLFOX(フォルフォックス)療法 第8クール2日目

 

【平成31(2019)/2/15(金)】

 

 FOLFOX(フォルフォックス)療法 第8クール2日目です。

 最近(1か月ほど)軽度の腹痛が続いています。入院中、「10段階で痛みを教えて下さい」と、看護師さんに良く尋ねられたので、その基準、言い方が身に沁みつきました。

 朝方、1~3位の痛みが有ります。主治医先生に尋ねても、CT検査しても原因が分からないので、取りあえず、痛み止めの「カロナール」を飲んでいます。これで、一応、痛みが治まりますので、「様子を見ましょう」という事になっています。

 私にとっての「痛み10」の基準は、「尿路結石」です。これは、本当に痛かった。胃癌全摘手術後の痛みも、尿路結石に比べれば、9、8、7の痛みです。あんな痛み、そうは無いと思います。何と言っても三大激痛とも呼ばれているらしいですから。しかし、尿管結石は、命に別状は無いので、基本、病院へ行っても座薬を入れられて放置です。「結石が出るのを待つしか無い」みたいですね。

 

 ダンピング症候群が起きない様に、朝の腸瘻(エネーボ2缶:500ml:600㎉)を午前8:30分から3時間かけてゆっくりと点滴しました。その間『虎ノ門ニュース 有本香・竹田恒泰(2/14分)』を視聴。いわゆる「アイヌ新法」に多くの時間を割いていました。確かに、民族の定義は難しいですね。

 もしアイヌ民族が優遇されるのであれば、「私は(鹿児島出身なので)ハヤト族である。大和朝廷に征服されたのだから先住民の子孫として特別な地位を求める」との主張も通るのでしょうか?何とも不思議な感じがします。

 

 そんなこんなで、ゆっくり腸瘻をしたおかげでダンピング症候群もなく、又、デカドロンのおかげで倦怠感も出ず、イメンドカプセルのおかげで吐き気もなく快適に午後1時過ぎまで過ごしました。

 

 ところが、ここで調子にのってしまいました。カミさんからもらった少し高級なチョコを食べてしまったのです。3分の2位まではとても美味しかったのですが、全部食べると・・・、来ました軽いダンピング。昨日の様な動悸、冷や汗、痛みを感じる酷いものでは無く、ジワーっと来るものでした。やはり、チョコみたいな刺激物は少なめにした方が良いですね。結局、2時間強、横になっていました。

 

 夕方には、体調も戻り、カミさんが作ってくれた1人鍋を食べました。具材は、マロニー、そうめん、豆腐、ネギ、魚肉ソーセージです。9割方、食べました。全部行けそうでしたが、ダンピング症候群が恐くて少し残しました。それでも、フルオロウラシル点滴中に、これだけ、しかも美味しく感じられて食べられるのは幸せな事です。

 

 それと、どうしても触れておきたいのが、白血病を公表した競泳女子の池江璃花子選手についてです。心配なのは、色々な民間治療を紹介する「善意の攻撃」です。有名人なので色々な勧誘が来ると思います。「慌てず、焦らず、諦めず」の気持ちでゆっくりと治療してもらいたいです。