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青山繁晴、百田尚樹 『大直言』新潮社(2017/1/30発行)
【2018/12/29(土)】
午前中は、腸瘻をしながら年賀状作成をしました。プリンターで通信面と宛名面を印刷し、その間、青山繁晴、百田尚樹 『大直言』新潮社(2017/1/30発行)を読んでいました。
年賀状の印刷が終わると、各賀状ごとに一言書きです。
「年賀状、もうそろそろ終わりにしよう」と思いつつ、ついつい惰性で出し続けています。
職場では、「虚礼廃止」という事で、10数年前から、お互い出さないようにしていったのですが、年賀状だけのつながりの方、そんなに親しくないのに年賀状を出し合っている方などとの止め方のきっかけがつかめません。年末に、「そう言う事を考える機会」と考えれば良いのですが、結局、例年と同じことをしてしまいました。
今年は、年末の抗癌剤副作用があって、それどころでは無かったですし、自分の体調不良を伝える手段として年賀状を利用させてもらいました。来年は、しっかり考えてみたいですが、来年は、「体調回復・仕事復帰」などを嬉しがって年賀状に書いているかもしれません。いや、書いていたい、です。
午後からは、ひたすら『大直言』の続きを読み、就寝前には読み終えました。対談ものなのでアっという間に読めます。
大直言*目次
はじめに 百田尚樹
第1章 憲法を議論する
第2章 外交を議論する
第3章 平和を議論する
第4章 戦争を議論する
第5章 メディアを議論する
第6章 政治家を議論する
第7章 領土を議論する
第8章 人生を議論する
"おわりに"を認める幸せについて 青山繁晴
という構成です。
私の感想は、「全体につながる北朝鮮による拉致事件をいかに考えるか?」です。
私の身内が、北朝鮮に拉致されたらどうなるのだろう?気が狂ってしまいそうです。この気持ちに右も左も無いと思います。国内の誘拐であれば、警察が捜索してくれます。山や川で遭難すると、山岳救助隊・海上保安庁・自衛隊の方が救助してくれます。では、海岸で北朝鮮の工作員によって拉致されそうになっている現場が有ればどうなるのでしょうか?日本は、「交戦権」が有りませんから、明確に相手方が射撃してこないと反撃できません。公海に逃げてしまえば、接舷して臨検も出来ません。拉致の濃厚な船に対しても、「停止せよ」と呼びかけるしかないのです。こんなアホな事ってあるのでしょうか?国家の最大の目的は、「主権を守る事」ではないでしょうか?主権の中には、国民の安全が当然入ると思います。
拉致については、毎日でも報道し、国会で論議して欲しいです。そうすることで、憲法の不備、メディアの欺瞞などが明るみに出ると思いますが、中々そうはなりません。